046 裏ハコ調整馬 ■この馬は準備万端! エアスピネル ルメール 一番早くから函館競馬場に入厩して熱のこもった調整を続けてきたのがエアスピネル(栗東・笹田)だ。なんと入厩したのは6月24日。まだ函館競馬で函館記念も開催されてなかったこともあり、トレセン関係者や一介のマスコミなどは「函館記念に使うの?」といった的外れな問答があったほど。それくらい早かった。 笹田厩舎らしい調整過程で息子の笹田助手は「涼しい函館を調教の拠点に選択しただけで、ピッチを上げたのは7月に入ってから徐々にです。気性も成長しているので小回り2000mなら対応できると思っての出走です」とのこと。 1週前にはルメールが札幌から駆けつけて初めて追い切りに騎乗。「難しいイメージを持っていたけど、そうでもなかった。前に行く気持ちをうまくコントロールできればそんなに乗り難しくない」という感触だった。 最終追いを見届けた笹田調教師も「洋芝は何も心配していないし、3歳時の戦いぶりなら2000mは大丈夫。安田記念で脚を余して悔しい思いをしたので、その分の鬱憤も晴らしたいね」とトーンは高かった。臨戦過程や実績的からもやはりこの馬が最右翼。 匿名さん2017/08/17 21:021
047 ■仕上がりはまずまず サウンズオブアース 横山典 7月19日に函館入りしたサウンズオブアース(栗東・藤岡健)。現地で調教を担当する仲田助手は「山元トレセン経由でこっちきたけど、ドバイの時より体つきはいいですね。調教を重ねて気持ちも乗ってきたと思うし、体は1週前の段階で有馬記念と一緒ぐらいまで締まりました」という感触。 入厩当初は海外遠征帰りということで慎重に調教ピッチを上げていたが、何とか間に合った印象。あとは久々の中距離戦でしかも小回り札幌だけにペースにいかに対応できるか、焦点はそこに尽きる。現時点ではそこまで強調できる情報もなく、あくまで相手の1頭という位置付け。 匿名さん2017/08/17 21:041
048 ■夏場に弱いのがネックも ヤマカツエース 池添 7月20日に入厩したヤマカツエース(栗東・池添兼)。5個のタイトルを獲得しているが、札幌記念は3年連続の参戦ながら過去2年はCD着止まり。暑さに弱く昨年は宝塚記念の後に夏負けの症状がひどく出否も迷っていたほどで、その経緯からすると今年は毎週池添が追い切り騎乗のため函館へ訪れるなど調整に抜かりはない。 それでも涼しい函館で調整しているとはいえ本質的には冬から春先が一番ベストの体調になるタイプで、ピークだった大阪杯時に比べるとまだ及ばない感はある。この馬のジャッジについては直前まで見極めが必要。 匿名さん2017/08/17 21:051
049 タマモベストプレイ(栗東・南井)は函館記念2着で存在感を見せてそのまま函館に居残り調整されている。「函館記念は馬場に恵まれた感が強いね。札幌記念と函館記念じゃメンバーも根本的に違うやろ!?よっぽど大雨でも降れば別だけど、さすがに強気まではいかんよ」と番頭の南井助手はバッサリ。「ジョッキーはうまく乗ってくれていたから、そういう点だけは強調材料かな」と吉田隼Jとの相性に期待を寄せていたが、基本的には見送りで正解だろう。 匿名さん2017/08/17 21:082
050 ペースの鍵を握りそうなロードヴァンドール(栗東・昆)。上がり目に乏しかった大阪杯は参加賞で今後に向けての力試しだったことでこれは参考外と判断できる。「マルターズアポジー(関屋記念に回ってV)がいなくなったのは大きい。小倉大賞典と大阪杯であの馬のテンのスピードだけはどうやって敵わなかったですから。今年のメンバーなら主張すればハナは行けそうですね。チークPより効き目があるブリンカーを今回から着けます。イチかバチかだけど、Cコース変わりだから前に行ける強味はあるんじゃないかな」と昆助手。 放牧先から馬体が回復しないまま戻ってきた点は減点だが、函館入り後の調整は意欲的で、今朝も初めて裏函に来たという太宰Jを背に快走。ひと足早く明日札幌へ向けて出発する。 匿名さん2017/08/17 21:091