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Gグループ⑤-7
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一応スレたてとこ\(^^)/
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エジプトで1ヶ月弱ラクダの遊牧を手伝ってたことがあるんだけど、その時の村では英語はほぼ通じなかったからそこで覚えた
正則アラビア語の文法はエジプト行く前から勉強してたからそれなりに話せる
ただ、同じアラビア語といってもモロッコでは全然違う言語が使われているから、モロッコ語
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遊牧民の人たちだけは、ベルベル語という言語しか話せない上に、山ごとに文法が違うとかそういうレベルだから、
旅の途中で山を越えてる時なんかに出会ってお茶をごちそうしてもらったりするけど、全く意思疎通できない
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元飼い主は購入後に関しては協力的ではなかったし、モロッコの一般的な考え方として、ロバは「道具」で、痛い目に合わせようが何をしようが言うことを聞かせられればそれでいいという考え方があるため、調教はほとんど一人でやることにした。
なので、使える経験としてエジプトでラクダを遊牧していた時のことを思い出してみる
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気を引くことは重要だった。
ただ、このロバは棒を怖がるし逆効果かもしれないな、と考えていると、元飼い主やわらかいゴム製の棒を差し出してきた。
うん、これなら痛くないから怖くないだろう。
よし、ラクダの時みたいに斜め後ろあたりから優しく追い立てる感じで…
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蹴られた。
ロバは馬よりも体は小さいため、そこまで深刻なダメージではなかったが、とにかくこいつに対して棒を使うべきではないらしい。
そして、おれを蹴った後も怒りが収まらないようで、大きな声で鳴き、おれを威嚇する。
鼻息荒く、低い声で唸りながら、じりじりとおれににじり寄ってくる。
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でも、ここで引いたら動物に認めてもらえなくなることは知っていたので、おれは一歩も引かず、毅然とした態度で、そっちじゃない、こっちだ、と手綱を引き、ひとまず近くの柱に結び付ける。
しばらくすると気がすんだのか、おとなしくなり、柱の縄をほどいても暴れず、のそのそとおれについてくるようになった。
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このロバの気性が荒いのは、彼自身の性格の問題なのかもしれないけど、人間たちが虐待とかをしてたからこんな性格になった可能性も考えられるから、
このロバには幸せになってほしいと思ってる。
実際、旅に出てからはかなりおとなしくなったからやっぱり環境的な要因が大きかったんじゃないかと思ってる
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その瞬間、何度も繰り返してやり慣れているとしか思えないほど鮮やかかつなめらかに、ロバは体を回転させ、若者に向かって蹴りを放つ。
ロバの蹴りは若者の下腹部にクリーンヒットし、若者はよろめいた。
とりまきの若者たちは笑っていたが、蹴られた当人は怒っていた。
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剥げてるよねバレてるよ
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俺はまだまだこんなもんじゃねー
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