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巨人の秋季キャンプが1日、宮崎県総合運動公園でスタートした。最大のテーマである若手の打撃強化へ、例年の1・5倍に相当する1日1500スイングをノルマに課し、10種類の打撃練習を導入。チームで唯一、早出と全体練習後の特打を行った小林誠司捕手(28)が1784スイングを振り込むなど初日から猛練習を行った。キャンプは19日まで。
小林は、息つく間も惜しむように、振って振って振りまくった。朝8時半に宿舎を出発し、早出の打撃練習から始まったキャンプ初日は、特打、ウェートを終えて球場を出たのが午後6時。9時間半にも及ぶ猛練習で合計1784スイング、10種類の打撃練習でバットを振った。「数じゃないと思う。でもしっかり練習ができたかなと。続けていきたい」と引き締まった表情で振り返った。
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今季は正捕手を任され自己最多の138試合に出場し、打率2割6厘、2本塁打、27打点。悔いが残っただけに「ただ振るんじゃなくて意識を高く持ってやっていきたい」と、このキャンプで自らを徹底的に追い込む覚悟だ。小林をキャンプ限定の主将に任命した高橋由伸監督(42)は「一番の課題だからね。まあ、やればいいっていう問題ではない。ただ、やらなくちゃいけない選手だし、多くの人が思うところだから」と、厳しい言葉でさらなる奮起を促した。
2時間の打撃練習の質も向上させた。従来のティー、フリー打撃などに加え、片手を使ったり、球を低めの位置に置いたり。サンマリン宮崎と木の花(このはな)ドームを使って、全10種類をサーキット方式で行った。由伸監督は「いろんなことの中で何かヒントがあればいいし、自分に合うものをつかんでくれればいいと思う。種目を変えることで集中力を保ってくれればいい」と説明。初日のスイング数は岡本が1370、山本が1158、重信が1053。おのおのが質を求めながら、量を振り込んだ。
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今季は若手が既存戦力に割って入ることができず、4位に終わった。来季の巻き返しと新戦力の台頭のため、由伸監督が強い意志を持ってスタートさせた今キャンプはチャンスの場だ。小林は「変わらないといけないと思っていますし、しっかり力を付けていきたい」と決意を新たにした。
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巨人の小林誠司捕手(28)が2日、「井端塾」で内野の守備練習を行い、フットワークを鍛錬した。
秋季宮崎キャンプ2日目のこの日、小林は前日1日の初日のスケジュールと逆になり午前中が打撃、午後が守備の時間となった。サンマリンスタジアムでたっぷりバットを振り込んでから昼食をはさみ、ひむかスタジアムに移動した。
守備練習ではオレンジの内野手用グラブを装着して中井、増田、山本と一緒に二塁の守備位置へ。井端内野守備走塁コーチが近距離から矢継ぎ早に、軽めに打つノックを捕球し、体を切り返してゲッツーの二塁送球の練習を繰り返した。その後もゴロ捕球からのショートスロー30球連続など、内野手と同じメニューをこなした。
今季は正捕手として138試合に出場。(1試合は代打のみ)。137試合でマスクをかぶり、盗塁阻止率3割8分は2年連続12球団トップ。捕逸は2つだけと安定感抜群で、130試合以上に出場して捕逸2は92年のヤクルト古田以来25年ぶりだった。
この秋は、課題の打力向上へ徹底的にバットを振り込んでいる。守備練習の時間に内野ノックを受けることで、フットワークのさらなる向上が期待される。
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巨人の小林誠司捕手(28)が2日、高橋由伸監督(42)から豪快な110メートル弾を放った。秋季宮崎キャンプ2日目、居残り特打で指揮官が就任後、初めて打撃投手に登板して98球。小林は地獄の振り込みで足をつる選手が続出する中、体の強さを見せて左翼席に力強い打球を運んだ。今秋の課題は打力アップ。指揮官との直接対決で、来季の正捕手本命が最高のアピールを見せた。
疲れているはずの下半身で踏ん張った。小林は由伸監督が投じた球を、歯を食いしばって強振した。打球はグングン伸びてサンマリンスタジアム左翼席に飛び込んだ。推定110メートル弾。指揮官との15分間、98球の対戦でアピールし「打ちやすかったです。緊張しました」。来季への希望を乗せた豪快な放物線だった。
今キャンプで打力アップを目指す小林は、キャンプ初日の前日1日、野手最多の1784スイングした。この日も午前に内野守備、ランニングで動き回り、午後は2時間バット振りっぱなしの過酷なメニューを消化。それでも「まだ元気なので大丈夫です」と2日連続の居残り特打を行った。
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由伸監督は就任後、初めて務めた打撃投手の相手が小林だったことに「たまたまだよ」と話したが、「いつもとは感じるものが違うからね。まあ思うところはあるけど…。投げて感じるものはある。誰が相手でも安定して打てるようにならないとね」と投手目線でチェックした。打撃内容に言いたいこともあった様子だが、秋季キャンプの主将に任命するなど、小林への期待は大きい。その思いを白球に込め、腕を振った。
小林は今季、138試合で盗塁阻止率2年連続12球団1位の3割8分。捕逸は2で、130試合以上で捕逸2は92年ヤクルト・古田以来25年ぶりだった。課題は打率2割6厘の打撃。宇佐見に加え、先月のドラフトで社会人捕手2人も指名され、ライバルは多い。高い守備力、投手からの信頼度を考えれば正捕手筆頭候補だが、安泰ではない。「結果が全てなので、しっかり打てるように」と強い気持ちでキャンプに入った。
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最後まで小林は涼しい顔だったが、グラウンドは地獄絵図だった。初日から2日連続、休憩時間ほぼなしの1000スイング超えに、体が悲鳴を上げる選手が続出。重信は左太もも裏、両足内転筋、右前腕、左腕の5か所をつって何度も中断。その度に「やるしかない」と、はいつくばって振り続けた。吉川尚、辻、宇佐見に、朝井打撃投手までもが足をつるという過酷さだった。
そんな状況で行われた小林の居残り特打。前日からのスイング数は累計3000近くになっていたが、由伸監督との対決後もマシン打撃などで振り込んだ。捕手という重労働ながら入団以来、大きなケガがない体の強さも大きな武器だ。目指すは11年ぶりBクラスからの巻き返し。9時間の猛練習にも「必死に練習するだけです」と表情を引き締めていた。
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秋季キャンプ第1クール4日目。宮崎は前夜、遅くまで雨が降ったりやんだりで、心配していました。しかし、今朝の空は雲は目につくものの、次第に晴れてきました。風が強く、この4日間で一番、肌寒く感じられる空気のなか、全体練習が始まりました。秋季キャンプ限定で、キャプテン役を期待されている小林選手は、ウォーミングアップでも先頭を切っていました。
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秋季キャンプ第1クール4日目。午後の練習が始まりました。サンマリンスタジアム宮崎では、今キャンプ初のシートバッティング。投手を含めた9人が守備位置につき、走者も置き、ボールカウントやアウトカウントも想定して、打者は打席に入ります。最初に打席に入ったのはやはり小林選手、マウンドは田原投手で、シートバッティングはスタートしました。
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巨人の小林誠司捕手(28)が4日、シートノックで三塁に入り、熱いプレーを連発した。
秋季キャンプ4日目、野手は今キャンプ初めてシートノックを行った。レフトに石川、岡本。センターに松原、重信、ライトに橋本到、柿沢、中井。捕手に田中。一塁に宇佐見、中井(ライトの後に入る)。二塁に辻、吉川尚。三塁に小林と岡本(レフトの後に入る)。ショートに増田と山本が入った。
外野も含めたシートノックの後、内野だけでシートノック。三塁に入った小林はオレンジ色の内野手グラブで大声を出してプレー。途中からノッカーの井端コーチは順番通りでなくランダムで打っていたが、小林が「サード暇してますよ!」と呼ぶと、サードだけ怒とうの12球連続ノック。それでも岡本とノーミスで一塁に送球した。
その後も一塁への送球、二塁ゲッツーで矢のような送球を連発。小林が「山本が暇してます!」と叫ぶと山本に6連続ノック。「岡本が声出してません!」と声を出すと、サードに6連続ノックが始まり、自らも岡本と一緒にノックの雨を浴びるはめになり、グラウンド上は笑いに包まれた。
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