358 チームは3度目の同一カード3連勝で3度目の5連勝だ。「投手も野手もカバーし合いながら、いい位置にいることができている。気を引き締めて、隙のない野球をみんなが心がけていきたい」。2位・広島に6ゲーム差をつけ、前半戦を首位で折り返すことになった。主将はその先にある5年ぶりのリーグ優勝を見据えている。 匿名さん2019/07/05 08:50
360 強烈な打球が三遊間を抜けた。坂本勇は大歓声の中、一塁へ走り出した。2―2の6回無死一、三塁。今永の内角カットボールを強振して勝ち越しの左前適時打。「みんながつくったチャンスを一振りで仕留められて良かったです」と安堵(あんど)した。 今永からは前回対戦の4月5日(横浜)で本塁打を放っていた。だが、この日は序盤から150キロ台を連発と球威が抜群。坂本勇は2打席目まで凡退し、チームも4回まで無安打に抑えられていた。5回の攻撃前、ベンチ前で吉村打撃総合コーチを中心に円陣を組んで今永対策を確認。各打者がコンパクトなスイングを徹底して立ち向かった。坂本勇も3度目の正直で難攻不落の左腕を攻略した。 前日(4日)の中日戦(東京D)では自身6年ぶりの満塁本塁打がV打。これで2試合連続の勝利打点となった。7回には左中間へダメ押しの2点二塁打で計3打点。遊撃の守備でも投手に絶妙なタイミングで声をかける坂本勇主将が、優勝への思いをグラウンドで体現している。 匿名さん2019/07/06 06:47
361 小さく左足を上げ下げし、歯を食いしばって振り抜いた。G党の思いを乗せた坂本勇の打球が左中間に飛び込んだ。「うまくタイミングを合わせることができました。先制点を取れてよかった」。初回1死。先発・井納のスライダーを捉え、3試合ぶりの先制の25号ソロ。再びセ・リーグの本塁打王のソトと並んだ。 3回先頭では左前安打、同点の5回2死三塁では2番手・三嶋のスライダーを捉え、一時勝ち越しとなる中前適時打を放ち、「食らいついていきました」。猛打賞で2打点の活躍に、「だいぶいい感じ。継続できるように頑張ります」と納得した表情を浮かべた。 これで打率は3割9厘となり、打点もトップのヤクルト・村上にあと1と迫る2位の61まで伸ばした。交流戦では疲労などの影響から、打率1割8分3厘と低迷したが、交流戦明けは8試合で30打数12安打、打率4割、13打点、4本塁打と息を吹き返した。 し烈な本塁打王争いを繰り広げるソトもライバルの坂本勇の打棒を絶賛する。「スゴイ、スゴーイ。チョウスゴイ! パワーもありますし、甘い球を見逃さない」 匿名さん2019/07/08 08:48
362 一時勝ち越しとなった5回の適時打では、アウトコース中心の配球で、1ボール2ストライクと追い込まれてから、わずかに真ん中に入ったスライダーを見逃さなかった。一撃で仕留める技術は他球団もうなるしかない。 坂本勇の活躍も実らず、チームは敗れ連勝は7でストップした。それでも原監督が「打線はやっぱり4点を取るというのが一つのゲームの目標。投手は3点で抑えるんだということを全体に言っている」と話す方針通りに、12安打で4点を奪った打撃陣は決して下を向く必要はない。吉村打撃総合コーチが「(坂本)勇人の状態が上がってきてうれしいよ」というように、主将の打棒は好調でチームの雰囲気も明るい。 この日の試合前の円陣でも中心に立ち、チームを鼓舞した勇人。「負けは絶対あるのでね。あと(前半戦は)3試合あるので、切り替えて、また頑張ります」。念願のリーグ優勝へ向けて、頼れる背番号6がプレーでチームを引っ張っていく。 匿名さん2019/07/08 08:48
363 巨人の坂本勇人内野手(30)が、2回に2点打を放った。2点リードの2回2死満塁。メッセンジャーの高め146キロ直球をたたき、中前2点打を放った。この時点でリーグトップのヤクルト・村上に並ぶ今季63打点目。「みんながつないでくれたチャンスで打ててよかったです」とコメントした。 匿名さん2019/07/11 06:07
364 練習中にイメージした通りだった。坂本勇は大振りせず、バットの芯で捉えることに集中した。2―0の2回2死満塁。カウント2―2からメッセンジャーの速球を中前に運んだ。「みんながつないでくれたのでコンパクトにいきました。打てて良かったです」。自身12打席ぶりの安打が2点適時打。リードを4点に広げ試合の主導権を握った。 前日9日までの阪神2連戦は無安打だった。この日の試合前フリー打撃は、原点のセンター返しを徹底。いつも以上に中前に強烈なライナーを連発してうなずき、何か手応えを得た様子だった。9回は島本から右前安打でセ・リーグ単独トップに立つ今季97安打目。原監督の「まあ、打ちますよ」という短い賛辞に、絶大な信頼が表れていた。 4年ぶりに復帰した原監督が就任以来ポイントに挙げてきたのが「2番を誰にするか」だった。「2番吉川尚になるのか、順当に考えればそうなるんだろうけど、それじゃああまり面白くないなと。どちらかというとそういう人たちが2番て感じがするじゃない」と常識をぶち破り、強打の2番を模索。吉川尚、坂本勇の1、2番で開幕し、坂本勇は前半戦80試合中、61試合に2番で先発出場した。 匿名さん2019/07/11 06:20
365 原監督が目指したのは「初回に複数点を取りにいく野球」。指揮官は「あまり初回のバントは好きではない。なぜならば2点を取りにいくんだと。最初からバントでアウトカウントを1個上げたら相手投手は楽だろう」と重圧をかけ続けた。前半戦、巨人で初回に1番が出塁して2番が犠打は山本の1度だけ。2番・坂本勇では計20度で一度もバントはなく、初回無死一塁で先制2ランもあった。 「打順はどこでもやることは変わらない」という坂本勇は今季、全試合先発出場で打率3割3厘。25本塁打、63打点のリーグ2冠に最多安打だ。「接戦で勝てている。投手も粘っているので後半戦も頑張ります」。リーグ戦再開後、4番・岡本の打点0が目立たないのも、坂本勇、丸の安定感があるからこそ。原野球の象徴「強打の2番」が絶好調のチームを支えている。 匿名さん2019/07/11 06:20
366 巨人の坂本勇人内野手(30)が、一塁からの激走で球宴史に刻まれる大記録を“アシスト”した。 7回2死から代打で登場し、左前安打で出塁。直後に三塁打が出ればサイクル安打の近本が左越えに鋭い打球を放つと、一塁走者の坂本勇は一塁から一気に本塁まで生還。近本も快足を生かして三塁まで到達すると、球宴史上2人目の大記録が達成された。 これには坂本勇も「打った瞬間にホームにいかないと、と思いました。(サイクル安打は)2人目なのですごいですよね」と笑みを浮かべた。 匿名さん2019/07/16 08:34