天皇陛下の新年のお言葉
昨年は戦後80年という節目に当たり、先の大戦を思い起こし戦中・戦後に人々が耐え忍んだ苦難と、人々のたゆみない努力により築き上げられたこんにちの我が国の平和の尊さに改めて思いを致すとともに、これまでの歩みを今後とも語り継いでいくことの大切さを心に刻みました。一方で、現在も戦争や紛争により世界各地で多くの人々の命が失われていることに深く心が痛みます。平和な世界を築いていくために人々が対話を重ねながらお互いの理解に努め、協力していくことの大切さを感じます。昨年も地震や豪雨、林野火災、大雪などによる災害が各地で発生したほか物価の上昇などにより苦労された方も多かったことと思います。困難を抱えている人々のことを案じるとともにそのような人々のため、また社会のために地道に活動に取り組んでいる人も多いことを心強く思っています。今年も人々がお互いを思いやり、支え合いながら困難な状況を乗り越えていくことができるよう願っています。新しい年が我が国と世界の人々にとって希望を持って歩んでいくことのできる良い年となることを祈ります。
