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第1ピリオド開始から、早速日本は早めのプレスを仕掛けていき、得意のラリー戦に持ち込みます。試合開始から4分間、どちらもゴールを奪えないままゲームが進行します。それを打ち破ってオープニングショットを奪ったのは、足立聖弥選手でした。すぐあとにペナルティーシュートで1点を失った日本ですが、すぐに吉田拓馬選手が追加点を奪い、第1ピリオドを2対1のリードで終えます。
第2ピリオドに入ると、スペインが立て続けに2点を奪いますが、きれいにカウンターを決めた日本がすぐ同点に追いつきます。その後は点の取り合いが続き、6対7と逆転はされましたが、わずか1点差で後半戦に突入。
第3ピリオドに入っても、日本は何とか食らいつきます。得点を奪われても、諦めずに泳ぎ回り、ラリーに持ち込みつつ得点を奪っていく展開で、9対11となったところで最終第4ピリオドを迎えました。
何とか逆転したい日本は、体力も厳しい最終ピリオドでしたが泳いでスペインを攪乱。しかし、第4ピリオドは2対2で上回ることができずに試合終了。
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3年ぶりの代表入りで、みんなが立てていた目標に加わる形になったのですが、自分のタイムが足を引っ張らないように、全力を出して泳ぎたいと思っていました。日本記録だったと言われて、本当にうれしかったです」(高野選手)
そのほか、男子200m平泳ぎの準決勝では小関也朱篤選手が2分07秒80の4位で、渡辺一平選手が2分07秒44の2位で決勝に進出。男子200m背泳ぎでは入江陵介選手が1分55秒79の6位で決勝に進みました。
男子水球の最終戦である、9-10位決定戦のスペインとの対戦。格上の相手ではありますが「自分たちの水球をすれば勝負ができる」(大本洋嗣ヘッドコーチ)の言葉を胸に、選手たちは全力で立ち向か
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最低ラインが日本新記録だったので、うれしかったです。海外の選手たちと上位争いができるところまでこれたことが成長したところだと思います」(五十嵐選手)
「なかなか達成できなかった日本記録を更新できて本当に良かったです。去年よりも順位が上がっていますし、自由形も世界のトップに近づいていると感じています」(池江選手)
「私は2年前からこのリレーメンバーになっていて、なかなか日本記録に届かなかったんですけど、今回、三度目の正直で日本新記録が出せて良かったです」(青木選手)
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大会14日目は、男子200m背泳ぎの決勝に入江選手が、男子200m平泳ぎの決勝に渡辺選手と小関選手が、メダルを懸けて戦います。
また、午前中の予選競技には、男子50m自由形に中村克選手と塩浦慎理選手、女子50mバタフライに池江選手、男子100mバタフライに小堀勇氣選手、そして男子4×200mリレーに萩野選手、江原騎士選手、天井翼選手、松元克央選手の4人が出場します。
『世界のトップ』を目指し、一意専心の想いでトレーニングに励んできた選手たち。そのすべての力をぶつけて世界に挑む日本代表選手たちへのご声援、よろしくお願いします。
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男子水球の最終戦である、9-10位決定戦のスペインとの対戦。格上の相手ではありますが「自分たちの水球をすれば勝負ができる」(大本洋嗣ヘッドコーチ)の言葉を胸に、選手たちは全力で立ち向かいます。
第1ピリオド開始から、早速日本は早めのプレスを仕掛けていき、得意のラリー戦に持ち込みます。試合開始から4分間、どちらもゴールを奪えないままゲームが進行します。それを打ち破ってオープニングショットを奪ったのは、足立聖弥選手でした。すぐあとにペナルティーシュートで1点を失った日本ですが、すぐに吉田拓馬選手が追加点を奪い、第1ピリオドを2対1のリードで終えます。
第2ピリオドに入ると、スペインが立て続けに2点を奪いますが、きれい
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男子水球の最終戦である、9-10位決定戦のスペインとの対戦。格上の相手ではありますが「自分たちの水球をすれば勝負ができる」(大本洋嗣ヘッドコーチ)の言葉を胸に、選手たちは全力で立ち向かいます。
第1ピリオド開始から、早速日本は早めのプレスを仕掛けていき、得意のラリー戦に持ち込みます。試合開始から4分間、どちらもゴールを奪えないままゲームが進行します。それを打ち破ってオープニングショットを奪ったのは、足立聖弥選手でした。すぐあとにペナルティーシュートで1点を失った日本ですが、すぐに吉田拓馬選手が追加点を奪い、第1ピリオドを2対1のリードで終えます。
第2ピリオドに入ると、スペインが立て続けに
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大会15日目を迎えた、第17回世界水泳選手権(ハンガリー・ブダペスト)。競泳競技の6日目、小関也朱篤選手と渡辺一平選手のふたりが、男子200m平泳ぎで世界水泳選手権初の快挙を達成しました。
男子200m平泳ぎ決勝。センターレーンにアントン・チェプコフ選手(ロシア)、5レーンに渡辺一平選手、そして5レーンに小関也朱篤選手が並び、この三つ巴の戦いが予想されました。
スタートして抜け出したのは、小関選手。大きなストロークでぐんぐん進んでいきます。その小関選手が100mの折り返しをトップで通過し、渡辺選手がそれに続きました。150mのターンでは、渡辺選手がトップ。そこから壮絶な接戦が演じられます。
準決勝のラスト50mのラップタイ
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台という驚異的な記録を持つチェプコフ選手が150mのターン後に渡辺選手と小関選手との差を一気に詰めます。それをしのぐかのようにギアチェンジをしたのが、小関選手。最後までもつれ込んだ三つ巴の戦いは、チェプコフ選手に軍配が上がります。
それでも、小関選手は2分07秒29で銀メダルを、渡辺選手は2分07秒47の銅メダルを獲得。世界水泳選手権初のダブル表彰台を獲得しました。
「(渡辺)一平くんとワンツーフィニッシュをしよう、と話をしていて、残念ながらそれは達成できませんでしたが、お互い世界水泳選手権では初のメダルなので、これを良い糧として次につなげていきたいと思います」(小関選手)
「タッチして3位と分かった瞬間は、素直にうれしかったです。もちろん優勝を目指してやってきましたけど、五輪ではメダルが獲れなくて悔しい思いをしていますので、小関さんとダブル表彰台も獲れましたし、ホッとしたというのもあります」(渡辺選手)
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ということもあって悔しさもありますが、良い目標もできましたし、勉強になるところもたくさんありましたので、またしっかりと実力をつけていきたいと思います」(入江選手)
リオデジャネイロ五輪に続いてのメダル獲得を目指した男子4×200mリレー決勝。予選と同じく、第1泳者に萩野公介選手、第2泳者が江原騎士選手、第3泳者に天井翼選手、そしてアンカーが松元克央選手の4人で挑みました。
本調子ではない萩野選手でしたが、第1泳者として役割を果たすためにも懸命な泳ぎを見せます。1分47秒32で江原選
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秒台を出せばメダルに手が届いた、ということもあって悔しさもありますが、良い目標もできましたし、勉強になるところもたくさんありましたので、またしっかりと実力をつけていきたいと思います」(入江選手)
リオデジャネイロ五輪に続いてのメダル獲得を目指した男子4×200mリレー決勝。予選と同じく、第1泳者に萩野公介選手、第2泳者が江原騎士選手、第3泳者に天井翼選手、そしてアンカーが松元克央選手の4人で挑みました。
本調子ではない萩野選手でしたが、第1泳者として役割を果たすためにも懸命な泳ぎを見せます。1分47秒32で江原選手にバトンを渡すと、江原選手は冷静にレースを展開。前半を少し抑えて後半上げていくプランで泳ぎ、1分46秒60で天井選手に引き継ぎます。
天井選手は、予選から大きく記録を上げて、1分47秒30でアンカーの松元選手にすべてを託します。松元選手は、スタートから積極的に攻めていき、