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夏のパンパシフィック水泳選手権、そしてアジア大会の代表権を懸けた第94回日本選手権水泳競技大会 競泳競技がスタート。1日目の競技が終了しました。
初日の、しかも予選から日本新記録が誕生。
女子50m平泳ぎ予選で、鈴木聡美選手(ミキハウス)が30秒64で自身の記録を100分の2秒縮める日本新記録を樹立します。
決勝では惜しくも予選の記録に届きませんでしたが、30秒95で優勝し、自身6度目、2連覇を果たしました。
「予選と決勝で2回、30秒台が出せたことでスピードがついていると実感できましたし、このスピードを100mに
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では、池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)がリオデジャネイロ五輪以来となる自己ベストを更新。56秒58の日本新記録を樹立して、全体の1位で決勝に進みました。
「2年前よりも成長している自信もありました。今まで練習を頑張ってきた自分を信じて、決勝でもっとタイムを上げたいと思います」(池江選手)
女子50m背泳ぎ決勝は、スタートしてからするすると伸びのある泳ぎを見せた酒井夏海選手(スウィン南越谷/武南高校)が27秒82の日本高校新記録を樹立して、この種目で初優勝を果たしました。
「50mで優勝するのがいちば
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初日から新記録が誕生し、2日目以降の記録にも期待が膨らみます。
世界に向けて最大限の持てる力を出し切り、日本一、そして国際大会への代表権を懸けて戦う選手たちへのご声援をお願いします。
写真1:予選から日本記録を樹立して好調の鈴木選手
写真2:酒井選手も日本高校新記録を樹立
写真3:標準記録を突破して江原選手が優勝
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女子50m背泳ぎ決勝は、スタートしてからするすると伸びのある泳ぎを見せた酒井夏海選手(スウィン南越谷/武南高校)が27秒82の日本高校新記録を樹立して、この種目で初優勝を果たしました。
「50mで優勝するのがいちばん難しいと思っていたので、この優勝は自信になりました。良い流れできていると思うので、このスピードを生かして100mは前半からいきたいと思います」(酒井選手)
初日から新記録が誕生し、2日目以降の記録にも期待が膨らみます。
世界に向けて最大限の持てる力を出し切り、日本一、そして国際大会への代表権を懸けて戦う選手たちへのご声援をお願いします。
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兼ねた、第94回日本選手権水泳競技大会 競泳競技(東京・東京辰巳国際水泳場)の2日目が終了しました。
この日も日本新記録が2つ誕生しました。
ひとつ目は、女子100mバタフライ決勝。準決勝でも日本新記録を樹立した池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)が「決勝では56秒前半を狙う」という言葉の通り、前半から積極的に攻めた泳ぎで56秒38の日本新記録を樹立。大会3連覇を果たします。
「パワーもついて、大きな泳ぎができるようになったと感じています。前半が速く入れているのは練習の成果。残りの種目も頑張ります」(池江選手)
ふたつ目は、男子50mバタフライでした。スタートして15mで浮き上がってきたとき、会場がどよめくほどのスピードを見せ、そのあっま最後まで押し切った井田憲吾選手(自衛隊)が、9年前の日本記録を更新する23秒40で初優勝を果たしました。
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レースに集中しようと思って臨んだのが良かったのだと思います。9年ぶりの記録更新は素直にうれしいです」(井田選手)
男子100m背泳ぎは、古賀淳也選手(第一三共/スウィン埼玉)が前半リードを奪い、後半に入江陵介選手(イトマン東進)が追いかけるという展開。前半の50mで0秒5ものリードを奪われた入江選手でしたが、焦らず徐々に追い上げていき、最後は逆転して53秒18で優勝しました。
「ターン後のバサロキックも練習してきましたから自信を持っていますが、スタートからはまだまだスピードに乗れていないので課題です。200mでは、もう一度記録をしっかり狙って泳ぎたいと思います」(入江選手)
男子100m平泳ぎは、スタートから飛び出した小関也朱篤選手(ミキハウス)が、後半もスピードを衰えさせることなく泳ぎ切り、目標としていた日本記録には惜しくも届きませんでしたが、59秒30で優勝しました。
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女子100m平泳ぎでは、青木玲緒樹選手(ミキハウス)がただひとり1分06秒台の記録でトップ通過。女子200m自由形は、五十嵐千尋選手(T&G)が1分58秒76で1位で決勝に進出。
男子200m自由形は、好調の坂田怜央選手(イトマン)が1分47秒80の1位で準決勝を突破しています。
大会3日目も、ハイレベルなレースが繰り広げられることでしょう。世界に向けて最大限の持てる力を出し切り、日本一、そして国際大会への代表権を懸けて戦う選手たちへのご声援をお願いします。
写真1:準決勝、決勝と日本記録を更新してガッツポーズの池江選手
写真2:井田選手は日本選手権初優勝
写真3:接戦を演じた入江選手と古賀選手
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第94回日本選手権水泳競技大会 競泳競技(東京・東京辰巳国際水泳場)も3日目を迎え、前半戦が終了しました。初日、2日目に続いて3日目も日本新記録が誕生しました。
男子50m平泳ぎ決勝で、100m平泳ぎを制した小関也朱篤選手(ミキハウス)が、スタートから一気に抜け出し、27秒12の日本新記録を樹立して優勝を果たしました。
「あと残す種目はひとつ。200mはハイレベルな戦いになると思うので、気持ちをぶらさず記録も狙っていきます」(小関選手)
女子100m平泳ぎ決勝は、最後まで混戦でした。前半、鈴木聡美選手(ミキハウス)が先行するかと思われていましたが、30秒99のトップで折り返したのは青木玲緒樹選手(ミキハウス)。渡部香生子選手(早稲田大学/JSS立石
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男子1500mは、久しぶりに14分台の記録が出ました。前半から積極的に攻めた竹田涉瑚選手(オーエンス)が、途中の苦しいところでも粘りの泳ぎでペースを守ります。最後まで1分00秒前半のペースを守りきった竹田選手が、14分55秒42で初優勝を果たしました。
「自分が先陣を切っていかないと、という思いで攻めました。ラストはがむしゃらに頑張りました。優勝できてうれしいです。」(竹田選手)
女子100m背泳ぎは、小西杏奈選手(中京大学)が59秒62で優勝。男子50m背泳ぎでは古賀淳也選手(第一三共/スウィン埼玉)が24秒56で優勝し、100mの雪辱を果たしました。女子200m自由形は五十嵐千尋選手が安定した泳ぎ
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女子100m平泳ぎ決勝は、最後まで混戦でした。前半、鈴木聡美選手(ミキハウス)が先行するかと思われていましたが、30秒99のトップで折り返したのは青木玲緒樹選手(ミキハウス)。渡部香生子選手(早稲田大学/JSS立石)と鈴木選手がそれに続きます。
後半、スピードの衰えない青木選手は、さらに周囲を引き離してフィニッシュ。1分05秒90で優勝しました。2位争いを制したのは鈴木選手。100分の8秒差で渡部選手が3位となりました。
「厳しい勝負になると思っていましたが、後半には自信があったので、前半から積極的に攻めました。優勝できて良かったです」(青木選手)
男子1500mは、久しぶりに14分台の記録が出ました。前半から積極的に攻めた竹田涉瑚選手(オーエンス)が、途中の苦しいところでも粘りの泳ぎでペースを守ります。最後まで1分00秒前