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日本共産党 | 共産党 (政党総合スレ)
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>>743>>514
これが今日、私たちが「五○年問題」と呼んでいる、党に危機的な事態をもたらしたわけです。『百年』史では、スターリンの干渉作戦の全貌が、彼の打った具体的な手だてを含めて、ソ連解体後に明らかになった資料と、その後の研究も踏まえて明らかにしています。
田中 この時期を一つの章にしてみると戦後、党の活動が合法的地位を獲得し、占領下での活動から綱領路線が確立され、また自主独立の立場を定めるまでの波瀾万丈の歴史を一つながりに捉えることができる。分かりやすいまとめだと思いました。
党史上の最大の危機、「五○年問題」という問題を克服し、その痛苦の体験の中から今の綱領路線につながる非常に大事な方針を導き出していく。武装闘争方針の否定から今の路線がつくられていったことは、共産党は、「いざというときには暴力革命を捨てていない」というような論に対して、歴史の事実から明快に反論していると思いました。
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>>743>>514
岩崎 私もこの章が一番、一つの章にこの期間を区切ったことの意味を考えながら読みました。党史上の「きわめて重要な時期」ということに関わって、志位委員長が記者会見で、党分裂という最悪の危機を乗り越え、自主独立の路線と綱領路線という未来ある路線を打ち立ててきた、先達の理性と勇気に深い敬意を覚えざるを得ません、と言われたことがすごく印象に残っています。
特に、「五○年問題」の歴史的教訓が三つ書かれているところで、この第3の、党の団結と統一を守ることを「党の生死にかかわる重要性」というような強い表現、掘り下げた記述になっているのはよくつかみたい中身だと思っています。
山口 「党の生死にかかわる」との叙述にも、この時期の重要性が反映しています。
村主 「党史上の極めて重要な時期」として、本当に苦労したときだった。その中から攻撃に立ち向かう足場をつくり、踏み出した先輩たちの苦闘と開拓は、現在の党の安保政策に対する攻撃、党の組織のあり方への攻撃に対しても、これは絶対に打ち破れる、打ち破らねばという確信を与えてくれます。
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>>743>>514
私は「党首公選制にすればいいじゃない」と言う方には派閥や分派をつくることがどんなに党にとって有害なことか、この時期の苦闘を知っていただきたい。特に若い党員の方には諄々とこういうことがあってね、こうだったんだよ、というように伝えていきたい。
山口 日本共産党の自主独立の路線、綱領路線と組織路線が生まれてくる現場なんですね。
田中 綱領の決定は第7回大会では現状規定と当面の革命の性格をめぐる不一致があることを踏まえて見送り、第8回大会まで引き続き討議します。単に議論だけで解決していくのではなくて安保闘争をたたかい、そして党づくりに挑戦しながら、その実践の中で綱領路線を定めていく過程が書いてあるのも非常に大事な点です。その中に日曜版の創刊もありますし、やっぱり党勢拡大を「目標と計画」を持って進めていく。この実践を通して綱領路線の確かさを全党の認識にしていく過程が叙述されています。
山口 「敵の出方」に関わる用語の意味とこの用語を廃棄した経過も詳しく書かれています。党に対する事実に基づかないさまざまな攻撃に対して党史上答えておく必要があるものは盛り込まれています。
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>>613>>586>>277
野党共闘見通せない共産、党勢退潮で苦境…在任22年超の志位氏に「長すぎる」批判も
2023/08/16 06:55
共産党の苦境が続いている。4月の統一地方選で退潮傾向が鮮明となったことに加え、他の野党との共闘に見通しが立たず、孤立を深めているためだ。来年1月の党大会に向け組織の立て直しに取り組むが、道のりは険しい。
「長期にわたる党勢の後退から前進に転じることに成功していない」
志位委員長は7月25日の記者会見で、党の現状についてこう述べ、危機感をあらわにした。
共産は統一選の道府県議選、政令市議選、区市町村議選で計135議席減らした。2021年衆院選も公示前から2議席減、22年参院選も2議席減と、後退に歯止めがかかっていない。党員は1980年代に40万人を超えたが、今年1月時点で約26万人まで落ち込んだ。
党勢回復に向け、次期衆院選での野党共闘を進めたい考えだが、見通しは明るくない。共産が、選挙区選で相互に応援しあう選挙協力を求めているのに対し、野党第1党の立民は選挙区での競合を避けるための候補者調整にとどめるべきだとの立場で、開きがある。
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>>748
6月には穀田恵二・国会対策委員長(76)らベテランの今任期限りでの引退を発表し、知名度が高い参院議員の田村智子政策委員長を衆院比例東京ブロックにくら替えさせることも決めた。組織の若返りや刷新を図る狙いがある。
ただ、共産が2月、党首公選制を求める著書を出版した党員を除名処分にし、「閉鎖的だ」と批判を浴びたことが尾を引き、イメージアップにつながっているとは言い難い。志位氏は00年に委員長に就任し、在任期間は22年を超えており、「長すぎる」との批判も出ている。
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>>457
単独では政権をとれぬ日本共産党の最大の弱点
2023.08.19 06:10
日本共産党は日本の社会主義革命を目指す「革命政党(第8回中央委員会総会宣言)」であるが、そのための革命戦略は他の野党や市民団体などとの「共闘」を重視する統一戦線戦略である(党綱領四「民主主義革命と民主連合政府」参照)。すなわち、日本共産党は単独では決して政権をとれないのである。
日本共産党は1973年に他の革新政党、革新勢力や、労働者、勤労市民、農漁民、中小企業家、知識人、女性、青年、学生など、民主的な人々との統一戦線の政府である「民主連合政府」を提唱した(日本共産党中央委員会著「日本共産党の70年上」1994年新日本出版社)。
しかし、50年以上が経過しても実現の見通しが全く立たないのが現状である。
それどころか、日本共産党の党勢は近年著しく退潮した。党員数、赤旗購読者数、地方議員数、国会議員数は最盛期の1970年〜1980年代に比べ半分以下となっている。その原因については識者により様々な分析があるが、最大の原因は、労働者階級の生活水準の向上にあると筆者は分析している。
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立憲に議席を盗られてハンベソ共産党
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認知症の集まり
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>>750
現在ではマイカー、マイホーム、電化製品を持ち、家族で海外旅行を楽しむ労働者も少なくない。そのため、革命を遂行するプロレタリアート(賃金労働者)としての「階級意識」(ルカーチ著「歴史と階級意識」1972年未来社)も希薄になった。
評論家蔵原惟人元共産党中央委員会幹部会員もすでに1979年に「現在の労働者は無一物の無産者ではなく、自家用車も持っている。このような変化に共産党も対応する必要がある」(蔵原惟人著「蔵原惟人評論集9巻」1979年新日本出版社)と述べ、労働者階級の生活水準の向上を認めている。
マルクスは主著「資本論」(向坂逸郎訳昭和46年岩波書店)で、資本主義が発達すればするほど資本の有機的構成が高度化し、相対的過剰人口が増え、労働者階級は窮乏化し、階級闘争が激化して、社会主義革命が不可避であると主張した。
しかし、マルクスの予言に反し、先進資本主義国では労働者階級の生活水準が向上したため、社会主義革命は起こっていない。このため、日本共産党のみならず、フランス共産党やイタリア共産党などの西欧共産党はいずれも著しく党勢が退潮している。これは構造的問題である。
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>>750
このような理由により、日本・西欧の先進資本主義国では構造的に社会主義革命が極めて困難である。その上に、日本共産党は外交安全保障政策として、現在も「自衛隊違憲解消」「日米安保廃棄」(党綱領四参照)の基本政策を堅持している。
このような基本政策はロシアによるウクライナ侵略や中国の覇権主義・台湾有事・尖閣有事の危険性を考えれば、立憲民主党を含む他の野党のみならず、多数の日本国民が不安に感じるのは当然と言えよう。なぜなら、自衛隊や日米安保を否定すれば、日本の核を含む抑止力自体が成り立たないからである。
したがって、日本共産党としては、構造的に社会主義革命が極めて困難である以上は、「共産主義イデオロギー(マルクス・レーニン主義)」を放棄し、漸進的な改革を進める「社会民主主義政党」に脱皮する以外に道はない。そして、「自衛隊違憲解消」「日米安保廃棄」の基本政策を放棄しなければ、立憲民主党をはじめ他の野党との統一戦線戦略としての「共闘」は不可能である。
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