750 >>457 単独では政権をとれぬ日本共産党の最大の弱点 2023.08.19 06:10 日本共産党は日本の社会主義革命を目指す「革命政党(第8回中央委員会総会宣言)」であるが、そのための革命戦略は他の野党や市民団体などとの「共闘」を重視する統一戦線戦略である(党綱領四「民主主義革命と民主連合政府」参照)。すなわち、日本共産党は単独では決して政権をとれないのである。 日本共産党は1973年に他の革新政党、革新勢力や、労働者、勤労市民、農漁民、中小企業家、知識人、女性、青年、学生など、民主的な人々との統一戦線の政府である「民主連合政府」を提唱した(日本共産党中央委員会著「日本共産党の70年上」1994年新日本出版社)。 しかし、50年以上が経過しても実現の見通しが全く立たないのが現状である。 それどころか、日本共産党の党勢は近年著しく退潮した。党員数、赤旗購読者数、地方議員数、国会議員数は最盛期の1970年〜1980年代に比べ半分以下となっている。その原因については識者により様々な分析があるが、最大の原因は、労働者階級の生活水準の向上にあると筆者は分析している。 匿名さん2023/08/19 07:218
753 >>750 現在ではマイカー、マイホーム、電化製品を持ち、家族で海外旅行を楽しむ労働者も少なくない。そのため、革命を遂行するプロレタリアート(賃金労働者)としての「階級意識」(ルカーチ著「歴史と階級意識」1972年未来社)も希薄になった。 評論家蔵原惟人元共産党中央委員会幹部会員もすでに1979年に「現在の労働者は無一物の無産者ではなく、自家用車も持っている。このような変化に共産党も対応する必要がある」(蔵原惟人著「蔵原惟人評論集9巻」1979年新日本出版社)と述べ、労働者階級の生活水準の向上を認めている。 マルクスは主著「資本論」(向坂逸郎訳昭和46年岩波書店)で、資本主義が発達すればするほど資本の有機的構成が高度化し、相対的過剰人口が増え、労働者階級は窮乏化し、階級闘争が激化して、社会主義革命が不可避であると主張した。 しかし、マルクスの予言に反し、先進資本主義国では労働者階級の生活水準が向上したため、社会主義革命は起こっていない。このため、日本共産党のみならず、フランス共産党やイタリア共産党などの西欧共産党はいずれも著しく党勢が退潮している。これは構造的問題である。 匿名さん2023/08/19 20:42
754 >>750 このような理由により、日本・西欧の先進資本主義国では構造的に社会主義革命が極めて困難である。その上に、日本共産党は外交安全保障政策として、現在も「自衛隊違憲解消」「日米安保廃棄」(党綱領四参照)の基本政策を堅持している。 このような基本政策はロシアによるウクライナ侵略や中国の覇権主義・台湾有事・尖閣有事の危険性を考えれば、立憲民主党を含む他の野党のみならず、多数の日本国民が不安に感じるのは当然と言えよう。なぜなら、自衛隊や日米安保を否定すれば、日本の核を含む抑止力自体が成り立たないからである。 したがって、日本共産党としては、構造的に社会主義革命が極めて困難である以上は、「共産主義イデオロギー(マルクス・レーニン主義)」を放棄し、漸進的な改革を進める「社会民主主義政党」に脱皮する以外に道はない。そして、「自衛隊違憲解消」「日米安保廃棄」の基本政策を放棄しなければ、立憲民主党をはじめ他の野党との統一戦線戦略としての「共闘」は不可能である。 匿名さん2023/08/20 07:33
755 >>750 日本共産党の党勢を考えれば、共産党単独での政権獲得は不可能であり、統一戦線戦略としての他の野党との「共闘」が不可欠である。これは同党の最大の弱点である。 したがって、日本共産党が政権を獲得するためには、共産主義イデオロギーであるマルクス・レーニン主義の放棄と自衛隊違憲解消、日米安保廃棄の基本政策の放棄により、漸進的な社会民主主義政党に脱皮し、立憲民主党をはじめ他の野党との「共闘」による「連立政権」への参加以外にはあり得ない。かつて、イタリア共産党は社会民主主義政党に脱皮し、イタリア中道左派連合「オリーブの木」と連携し1996年の総選挙に勝利して政権に参加した歴史がある。 匿名さん2023/08/20 08:08
761 >>457>>750 2017.06.14 元日本共産党議員から見た、現在の共産党 筆坂)そうです。それを共産党の言葉では「統一戦線」と言っていますけどね。統一戦線政策というのが、ずっと戦後そのことを言ってきているのです。ただし、今まではどの党にも相手にされなかったわけです。特に1980年に社会党と公明党が合意して「社交合意」というのをやって、共産党とは、絶対に国政段階での統一はやらないと決めて以降、30数年間、言ってみればどの野党とも共闘関係が出来ないで来たわけです。 ですから、僕は野党共闘になったとき、どんなに民進党が無茶な注文をしても、共産党は言うことを聞くと思っていました。なぜなら、もう離したくないからですよ。だって、統一戦線と言いながら、何十年も出来た試しがなかった。それが初めて、小さい野党とは言え、4党が統一したわけですから 。これは共産党にとっては夢が実現したような話なのです。 匿名さん2023/08/20 21:372
774 >>457>>750 2017.06.14 元日本共産党議員から見た、現在の共産党 筆坂)今や小沢さん抜きに、共産党の野党共闘はないと思っています。それぐらい、小沢さんは今重要な役割を果たしている。ですから、今年の1月に共産党の党大会をやりました。そして、最初は小沢さんが来る予定はなかったのが、急遽小沢さんが来たのです。会場は騒然となりましたよ……喜びで。 須田)喜びで騒然ですか! そのメンタリティは何ですか? 筆坂)僕は思うんですよ。共産党というのは、僕も30数年いたけれど、ちょっと日陰にいるようなところがあったわけです。そこに、小沢一郎さんと言えば、自民党の大幹事長で。言ってみれば保守の超大物じゃないですか。この人と組めるというのは、日向に出ることができるということなんですよ! メジャーな存在になれるわけです! だから、僕は、苦労してきた党員であればあるほどうれしかったと思う。「あの小沢一郎さんと選挙が出来る!」 とね。党大会が終わった後、新聞記者との懇談会で、志位委員長が、「今度の党大会はどうでしたか?」と言われて、「小沢さんが来たから100点満点」と言ったそうです。 匿名さん2023/08/22 19:151
775 >>457>>750 須田)その辺は支援者も理解しているんですか? 筆坂)概ねそうだと思います。ただ、今やっているのは政権目指しての獲得選挙ではないですよね。野党4党が組んだところで、すぐに政権が取れるような選挙ではない。そうすると政策的に何もかも️⭕️一緒でなくてもいけるわけですよ。いくつかの問題が一致すればね。だからそういう点では、そんなに矛盾無くやっていけると思いますよ。 須田)でもそういった中で、言ってみれば小沢さんは、自民や民主が捨てて、共産が拾って、息を吹き返した、という感じですかね。 筆坂)そうだと思います。だから小沢さんも共産党の存在はうんと大事だと思うのですよ。だって、志位さんはともかく、サンデー毎日のあれで見たって、「これからもよろしくお願いします! 政局のことは小沢さんがお詳しいのだからこれからも是非よろしく」と言っているわけです。それくらい頼りにしているわけですね。 それは小沢さんからすると、その共産党を率いて、民主党といろいろ交渉したり、打ち合わせしたりできるわけです。共産党の存在というのは、大きいと思います。 匿名さん2023/08/22 23:271
795 >>750>>761 日本共産党流「統一戦線」に潜む罠(上)日本版「トロイの木馬」戦術で"内部から占領する"工作も 2022-06 日本共産党流「統一戦線」に潜む罠(下)諸官庁や大企業など要所に「秘密党員」潜入・浸透工作も 2022-07 興味深いのは共産が統一戦線をつくる足場として企業、官庁、マスコミ、学術会議、かつての社会党など各界に秘密党員を潜伏させていることを元共産党員らが証言した公然情報からの指摘だ。共産の統一戦線あるところ、今なおそのような工作もあるのであろう。(2022年6月18日) 匿名さん2023/08/28 00:151
801 >>796>>750 その結果、立民では東京18区の菅直人元首相や埼玉5区の枝野幸男前代表ら29人が、次点の自民候補らに逆転された。共産が全国で唯一小選挙区で勝った沖縄1区でも同様に試算したが、逆転された。 次期衆院選は小選挙区定数の「10増10減」で区割りが変更されるため、単純比較はできない。 ■野党連携 複数の野党が、選挙で与党に勝つために協力すること。1人しか当選できない衆院選の小選挙区や参院選の改選1人区で、各党が競合して共倒れしないよう、どの党の候補者を出すかを事前に調整するほか、共通政策を結んだり、各党の地方議員や職員らが一本化した候補者の選挙運動を支えたりする。2012年衆院選で当時の民主党が下野した後に誕生した民進党や立憲民主党が中心となり、共産党や国民民主党、社民党、れいわ新選組と連携し、一定の成果を上げてきた。 匿名さん2023/08/28 20:23